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京仏壇・仏具の分業での製造工程
長い歴史をもつ京仏壇・仏具はそれぞれの製造工程が分業で行われております。
行程を異にしながらも、お互いの関連性において強いつながりをもち、 総合工芸として今日まで 発展を続けてきました。
行程を異にしながらも、お互いの関連性において強いつながりをもち、 総合工芸として今日まで 発展を続けてきました。
精密な加工で耐久性を持たせる
木工の職人、商品の土台となる木地を作ります。質の高い木材を厳選し、
精密な加工を施す事で商品に耐久性をもたせる事が出来ます。何層にも塗り重ねられる漆
漆塗りの職人。木地師で作った木地に伝統的な下地を施し、漆を塗って行き
ます。漆は何層にも塗り重ね、最終的には蝋色漆(ろいろうるし)、箔下漆
(はくしたうるし)などに塗り分けられます。最高級品にのみ施される蝋色行程
塗師が蝋色漆を塗った部分を炭などで研ぎ漆をすり込んで鹿の角粉で磨き上
げます。京都の伝統的な仕上げ方法ですが、最高級品のみ蝋色行程を施します。漆をのりとして使う
塗師が箔下漆を塗った部分に金箔やプラチナ箔を押します。漆をのりとして
使う事で本来の金箔やプラチナ箔の色や質感を出します。